2021年11月25日 記者発表会


2021年11月28日 SEIWAアイデアソン 1日目
2021年12月19日 SEIWAアイデアソン 3日目
2022年1月16日 SEIWAアイデアソン 4日目
2022年3月13日 SEIWAアイデアソン 5日目
2022年3月27日 SEIWAアイデアソン 発表会

総評
前半はラズパイを活用した受業を実施しました。 キーボードに触ったことがない子に、大人でもあまり教わらないプログラミング言語を打たってもらいました。 難しい中でも、楽しそうに一生懸命に言語を打ち込んでいました。 全ての子がタイプミスをしうまく実行できない所がありました。それは悪いことではなく、どの部分を間違えたのかを見直し、再度アプローチすることで、成功できるということを学んでもらえました。 逆にミスをしないと、覚えられないというのもあります。 また、うまくいかない部分をなんとか苦労してクリアしていく、一つひとつ壁を超えていく体験もできました。 隣の子のIPアドレスを取得し、隣のラズパイを操作できてしまうという簡単なハッキングを行いましたが、みんな非常に楽しんでいました。 カメラの組み立てには苦労しましたが、完成したカメラと、画像認識AIを活用し、さらにそれをWifiを利用することで距離が離れた場所からでもコンピュータを動かすことができることを体験できました。 「コンピュータと会話をする」という最初の一歩は踏み出せたと思います。 後半のアイデアソンでは、いきいき清和のおじいちゃんのお話を聞くことが貴重な体験だったと思います。 70年前の君津と今の君津を輸送手段やエネルギー、移動の距離、それによって生み出される人の生活の変化、それによって清和地区の人口が減少していったことをロジカルに聞けたことは非常に良かったです。 それを踏まえて、2040年の君津を魅力的な街にするために、なにが必要なのかを5チームで議論していきました。 この議論の方法に関しては、シリコンバレーで使われているデザインシンキングの手法をもとに進めていきました。 流れは以下の通りです。 ・各自の想いを書き出す ・書いたものをみんなで発表 ・みんなで一番良いと思う未来を決めます ・ビジョン(こんな君津にしたい)を決めます ・現在の君津と、ビジョンの差を考えます ・差=問題を埋めるためのアイデアをたくさんだします ・アイデアを実現するための具体的な方法を議論します ・まとめて発表します 課題を見出し、論理的な思考、あっと言わせるアイディア、他者に伝わるようにどうまとめて、話せばいいのかまでを学ぶことができたと思います。 発表会ではほとんどの子がかなり緊張していました。 プレゼンテーションを行う機会を得られたことも大きなポイントだったのではないかと思います。 今回5チームが発表した内容 ・世界一のサッカーチームを作る ・新しいデリバリーの仕組みを取り入れる ・滑り台を使った新しい交通システム ・自然と融合した遊園地 ・VRで新しい遊び体験 現在君津市は人口が減少し、少子高齢化に苦しんでいます。 ただ、今回の5チームが出した5つのアイデアがもし本当に実現することができたならば、それは世界のどこにもない、唯一の街へと君津市を変えることになり、大きな発展を遂げることにつながっていきます。 今回参加した子どもたちが、今後このアイデアにどう関わっていくのかが、君津市の未来を変えていくことに繋がっていきます。 そのため、今回の取り組みが本当の意味で成功したかどうかは20年後、2040年に答えが見えてくるのだと思います。 そのようなきっかけを作れたという意味では成功だったのではと考えています。 また、これを実現し様々なサポートをして頂いた君津市、市役所職員、審査委員の皆様方、保護者の方々に感謝申し上げます。 きっと君津は変わりますよ。 by ノリさん |